街を行くタクシーを見ているとその行灯には、たまに見かける個人の文字、これからタクシー業界に飛び込んで頑張ろうと言う人も少なくはないと思いますので、個人タクシーを取得するための条件などを記載したいと思います。
まずはタクシーに乗る為の条件
個人タクシーに乗る為には当然タクシーの乗務経験がないと、個人の申請を行う事が出来ませんので、まずはタクシーの乗務員になる事が優先されますのでそこから遡って個人タクシー取得までを記載していきたいと思います。
まずタクシーに乗る為には普通2種の免許を取得しなくてはいけません、これは絶対条件です。
普通2種を取得する為には、まず条件として普通免許を取得後3年以上、車の運転に携わった者と言う条件が付随します。
18歳で免許を取得したとしても、21歳まで普通2種の免許の取得は出来ない、と言う事になります。
その条件をクリアしていたら1番早いのはタクシー会社に面接に行って養成コースを受ける事ではないでしょうか、なぜタクシー会社に行くことが最短かと言いますと、個人タクシーを申請する場合にはタクシーの実務経験が居るから最終的には、タクシー会社での勤務が余儀なくされるからです。
タクシー会社での養成コースと言うのは、ほぼ全国のタクシー会社で行われている物ですが、その受けに行く本人がそこのタクシー会社で勤務する事を条件によって、タクシー会社が2種免許取得の為の教習場の費用や、その2種免許を取得するまでの期間、給料を支払ってくれると言う物です。
また会社によっては2種免許を取得したら祝い金を支払ってくれる会社もあると言うのですから、タクシー業界が求人に力を入れていると言う事が良く分かるのではないでしょうか、そしてその縛りの期間は会社によっても違いますが、1年~1年半が多いと思います。
携帯電話の縛りの期間より短いのですから驚かされます。
そしていよいよタクシー乗務員としての人生が始まる訳です。
タクシー乗務員と言うのは上下関係が厳しく、また暗黙のルールが各会社で設けられており自由気ままに走れると言う物ではないのですが、それでもタクシー会社を自分から辞める自主退社率は1割にも満たないのですから、相当居心地の良い業界だと言う事がこの数値からもわかるのではないでしょうか。
個人タクシー開業まで
そしていよいよ個人タクシーに向けてタクシー業界で乗務を続けるのですが、そもそも何のために個人タクシーを目指すのか、ここが肝心なのです。
タクシー乗務員と言うのはその売り上げの40~45%が会社に上納しなくてはいけない金額になりその残りが自分の給料になる訳です。
しかし個人タクシーと言うのは自分が儲けた金額が給料になる訳ですから、単純に給料の実の入りが大きいと言う事が1番大きな理由ではないでしょうか、そしてその次に大きな理由として自分の自由な時間に走って、自分の好きな時間に上がれるのも個人タクシーの魅力だと言えます。
そんなに自由で実の入りの大きな個人タクシーですから、タクシー乗務員をしていて目指していない人はいないと思います。
しかしその分条件が厳しくなってきます。
まず年齢によっても違いますし受ける場所によっても違いが有りますが、ほとんどの県のタクシー協会で言われているのは、タクシー常務歴10年以上でその間無事故無違反、違反があったとしても軽微なもの、が個人の申請を行う事が出来るのですが、個人になったら当然車両の購入代金や、タクシーメーターの取り付けなどそれなりにお金が掛かると言う事を忘れてはいけません、会社に属している時は整備士に任せておけばよかったことも全部自分でしなくてはいけないと言う事です。
当然費用の掛かる事ですがタクシーの1回当たりの営業で売り上げる金額が5万円以上ある事を考えればそれでも個人タクシーに乗りたくなるのは当たり前ではないでしょうか。